真鍋淑郎さんが2021年のノーベル物理科学賞を受賞しました。
異常気象についてコンピューターによる手法をゼロから
作り出していた真鍋淑郎さん。
50年前には既に二酸化濃度が上がれば気温が上昇し
地球環境に重大な影響を及ぼすと予測していたのです。
地球環境の変化について
正確に予測していたことや研究の成果が評価され
今回の受賞に至りましたが
気になるのはどこの高校を卒業したかですよね。
今回は真鍋淑郎さんの出身高校について調べました。

Contents
真鍋淑郎(しゅくろう)の高校は?
真鍋淑郎さんは旧制三島中学(現在の三島高校)を卒業しています。
真鍋淑郎は中卒!?

旧制三島中学は”中学”がついているため
- 現代の中学校のこと?
- 真鍋淑郎は中卒なのか?
と混同しがちですが
旧制中学校(きゅうせいちゅうがっこう)とは、
1947年に学校教育法が施行される前の日本で、
男子に対して中等教育(普通教育)を行っていた学校の1つです。
当時の日本では旧制の国民学校や、中学校、 高等女学校などがあり
それぞれの所属年数なども異なりました。
始時の年齢 → | 12歳 | 13歳 | 14歳 | 15歳 | 16歳 | |
---|---|---|---|---|---|---|
旧制 | 国民学校 | 高等科1年 | 高等科2年 | 特修科 | ||
中学校 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
高等女学校 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
実業学校 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | |
青年学校 | 普通科1年 | 普通科2年 | 本科1年 | 本科2年 | 本科3年 | |
高等学校 | 尋常科1年 | 尋常科2年 | 尋常科3年 | 尋常科4年 | 高等科1年 | |
師範学校 | 予科1年 | 予科2年 | 予科3年 | |||
大学 | 予科1年 | |||||
新制 | 中学校 | 1年 | 2年 | 3年 | ||
高等学校 | 1年 | 2年 |
旧制中学校は、5年制で現代の中学1年生から高校2年生までを指します。
真鍋淑郎さんは、16の歳まで旧制三島中学に通っていたことがわかりますね。
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三島高校の偏差値43!
三島高校の偏差値が気になりますが
現在の三島高校の偏差値は43。
2021年現在の三島高校は学力のレベルが
高いわけではなさそうです。
現在の三島高校は進学校の位置づけですが
高校卒業後就職する人も多いということがわかりました。
また、部活動にも力を入れており
インターハイ出場などもしていることから
文武両道で生徒たちは励んでいるんでしょうね。
真鍋淑郎さんは1943年に中学入学しているため
現在の三島高校とは雰囲気や偏差値は
かなり異なっていた可能性が高いです。
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真鍋淑郎(しゅくろう)は高学歴でヤバイ!?

三島高校の偏差値は2021年現在43ですが
しかし、それは現代の話。
真鍋淑郎さんの学歴はかなり優秀だと言えます。
その理由は
の2つです。
その1:当時旧制中学校は各県に1校だけ
当時旧制中学校は当時エリートが通うような
学校として位置付けられていました。
学費も高いため富裕層しか通うことができず
また、勉学においても、高いレベルが求められていたようです。
真鍋淑郎さんは医者の家系に生まれたため
幼いころから勉学に励んでいたこと
そして家庭が裕福だったため、
旧制中学にも進学することができたのでしょうね。
旧制中学校を卒業すると
大学、高等師範学校、旧制専門学校、陸軍士官学校、海軍兵学校などに
進学することが可能でした。
旧制中学校を卒業することは
エリートの道を進む条件の一つだったことがわかりますね。
そんな旧制中学校を卒業した真鍋淑郎さんはかなり
優秀だったことがわかります。
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大学は東京大学

優秀であることがわかる経歴に
真鍋淑郎さんは大学は東京大学理学部を卒業しています。
1953年に卒業した後は数物系研究科に進学
博士号を取得しました。
東京大学の理学部といえば偏差値67。
中学生時代から優秀だったことがわかりますね。
かなり優秀だった真鍋淑郎さん。
ご自身の研究はもちろん若手の育成など
今後も活躍していってほしいですね。
