2022年北京オリンピックのショートトラックスピードスケート日本代表に選出された吉永一貴選手。
キリっとした目と時折見せる笑顔の素敵な23歳の若きスピードスターの顔は、リンクの上でもリンクの外でもまばゆいばかり。
スケートの成績も輝かしいものが多く、2018年におこなわれた平昌オリンピックでは当時現役高校生ながら史上最年少での日本代表選出を果たし、見事上位入賞。
その後の大きな大会でも常に上位を席巻しており、今大会も目が離せないのですが、彼の右頬に注目してみると何やらキズのような痕が。
この記事では吉永一貴選手の大怪我について、彼の高校時代のエピソードからさかのぼって掘り進めたいと思います!
Contents
吉永一貴の高校は市邨高校!
吉永一貴選手は愛知県生まれで、現在は中京大学に通っている大学生ですが、
中学・高校は中高一貫校である名古屋経済大学市邨高校(いちむらこうこう)に通っていました。
でも市邨高校ってあまり聞いたことない名前ですよね?
そこで市邨高校の事を少しだけ紹介します。
市邨高校ってどんなところ?

名古屋経済大学市邨高校は、愛知県名古屋市千種区の緑豊かな立地にある創立100年を超える歴史ある高校です。
主に運動系の部活動が盛んであることが注目されがちですが、教育現場においてもSDGsに向けた取り組みを推進しており、今後の変化に富んだ社会にすんなりと溶け込めるような学生を育てているといった文武両道の由緒正しき私立高校です。
市邨高校の卒業生にはどんな人がいるの?
市邨高校卒業生には有名なスポーツ選手がおり、
- 黒田真由(元体操選手(北京五輪代表))
- 室伏由佳(円盤投、ハンマー投選手(アテネ五輪代表)
- 飯田高子(元バレーボール選手(モントリオール、ミュンヘン五輪代表))
- 鈴木亜弓(短距離走選手)
- 竹中七海(新体操日本代表)
- 杉本早裕吏(新体操選手)
- 土橋ココ(体操選手)
多くの陸上選手や体操選手を輩出しています。
スポンサーリンク
吉永一貴は市邨高校時代顔に大怪我!?
吉永一貴選手についてですが気になるのは頬のキズ。

こちらはスケートの練習中にスケートの刃が刺さってしまった時についたキズのようです。
これは高校時代ではなく、中学時代に大怪我してしまったときの傷のようです。
大怪我は中学時代のものだった!

吉永一貴選手の怪我は中学2年の時のものでした。
スケートの練習中、女性選手とトラックを回っている際に転倒、前にいた選手のスケートの刃が顔に深く刺さってしまったようです。
ショートトラックスピードスケートのルールは
- 1周111.12mの氷上のリンクを回る
- 回る回数によって距離が変わる
- タイムではなくゴールの順位を競う
- 4~6名が一斉に一つのコースを回る
- 身体を保護するプロテクターの着用が義務付けられている
このようになっており、複数名が入り乱れながら
順位を競うため接触や転倒が多い性質を持っている種目の一つです。
一周が短く、コーナーまでの距離が非常に近いことから
常に態勢を低く構えないといけない競技。
物理的にスケートシューズと顔が近い位置にきてしまうのです。
よって、転倒すると顔にスケートシューズが接触してしまう可能性は非常に高いというわけなんですね。
スポンサーリンク
大怪我で引退危機も!?

中学2年の時に顔に10針以上縫わなければいけないような、大きな怪我を負ってしまった吉永一貴選手。
将来有望とされていた選手でもまだ中学生。普通なら
”こんな大怪我をするような競技はもうやりたくない!”
このように思いますよね?
そう、スケートを引退することが頭によぎっても仕方ありません。
実際に彼のお父さんも怪我をした直後、スケート人生は終わったと思ったそうです。
だって写真を見ていただけるとわかると思いますが、キズは目のすぐ横。
後、数センチずれていたら確実に片目を失明しているであろう位置に、スケートシューズの鋭利な刃が刺さったわけですから。
しかしそんな大きな怪我から10日後、吉永一貴選手は練習を再開しています。
大きな怪我をしてもスケートを引退しなかったのは彼のメンタルよりもお母さんのメンタルがポイントなのでした。
吉永一貴選手のお母さんは怪我をした時、
”怪我が足でなくて良かった、すぐに練習を再開できる”
こう思ったそうです。
実は彼のお母さんも元スケート選手で、
怪我に対して経験と知識があることから耐性が強かったんですね。
親がやらせると言うのは簡単ですけど実際にやるのは本人ですから
吉永一貴選手のメンタルも確かに鋼だったと思いますが、
彼のお母さんはもっと鋼のメンタルなのでしょう。
母子共に鋼のメンタルを武器に、北京オリンピックでは是非メダルを獲って欲しいですね!